WordPressのアップデート後に管理画面だけ真っ白になった時の対処法
WordPressをアップデートしたら通常ページは問題ないのに、管理画面だけが真っ白でログインができなくなってしまった時の対処方法をご紹介します。
WPのデバッグモードでエラーを表示させる
WordPressのデフォルト設定ではPHPのエラーメッセージが表示されないようになっているのですが、開発者向けのデバックモードを有効するとエラーが表示されるようになり、どのファイルのどの部分が悪いのかを判断する手助けになります。
デバックモードを有効にする方法
1. FTPでWordPressのインストールしてあるディレクトリにあるwp-config.phpをダウンロードします。
2. デバックモードの設定箇所(83~84行目付近)を探します。
define('WP_DEBUG', false);
3. 『false』を『true』に変更し、保存します。
define( 'WP_DEBUG', true );
4. もう一度FTPでwp-config.phpをアップロードして完了です。
デバッグモードのエラー内容を確認
真っ白になっていた管理画面のログインページにアクセスすると、PHPエラーが表示されるようになるので内容を確認します。
問題となるのが『Fatal error』と言う箇所で、このFatal errorがあるとウェブサイトが表示されないと言った原因となっている場合がほとんどです。それ以外のWarningは、警告なのでとりあえずそのままで大丈夫です。
上記と同じようなエラーが出ている場合は、wp-login.phpを修正することで問題が解決できます。
wp-login.phpの記述を修正する
1. FTPでWordPressのインストールしてあるディレクトリにあるwp-login.phpをダウンロードします。
2. 以下のwp_signon~の記述を探します。
$user = wp_signon( '', $secure_cookie );
3. 『”,』の部分を『array(),』に変更し保存します。
以下のように元の行をコメントアウトして、行を新たに追加しても大丈夫です。
// $user = wp_signon( '', $secure_cookie );
$user = wp_signon( array(), $secure_cookie );
4. もう一度FTPでwp-login.phpをアップロードします。
管理画面のログインページが正常に表示され、ログインできるようになったと思います!
まとめ
今回はWordPressをアップデートした際に管理画面が真っ白になった時の対処法をご紹介しましたが、プラグインのアップデートやfunction.phpなどを修正した際にもページが真っ白になった時は、同様にデバッグモードを有効にすることでPHPエラーの原因を探ることができます。
ただし、開発者向けで少し高度なので自信のない方は無理に自分で解決しようとせずに、ウェブサイトの制作会社などに相談した方が良いでしょう。弊社でもWordPressに関するご相談を承りますのでお気軽にお問い合わせください。